薄毛治療のためにフィナステリドを服用している人にとって日常的なお酒の席や飲み会での振る舞いは気になるポイントの一つでしょう。「薬とお酒は相性が悪い」というのが一般的な常識ですがフィナステリドに関してはアルコールとの直接的な相互作用は報告されていません。つまりお酒を飲んだからといって薬の効果がなくなったり副作用が激増したりするような危険性は低いとされています。しかしだからといって安心してお酒と薬を同時に摂取して良いわけではありません。フィナステリドは肝臓で代謝される薬でありアルコールもまた肝臓で分解されます。両者を同時に摂取することは肝臓に対して二重の負担をかけることになり長期的に見れば肝機能の低下を招く恐れがあります。肝機能が低下すれば薬の代謝能力も落ちるため結果として薬効に影響が出たり副作用が出やすくなったりする可能性も否定できません。したがって服用するタイミングは飲酒の前後を避け朝食後や昼食後などお酒を飲まない時間帯に設定するのが賢明です。また深酒による睡眠不足や栄養バランスの乱れは髪の成長にとって大敵です。いくら薬で抜け毛を抑えていても髪を育てるための土台となる生活習慣が乱れていては十分な効果は期待できません。喫煙に関しても同様です。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ頭皮への血流を悪化させるだけでなく髪に必要なビタミンを大量に消費してしまいます。さらに喫煙は男性ホルモンを活性化させるという研究データもあり薬の効果を相殺してしまう可能性があります。AGA治療薬はあくまで薄毛改善のための強力なサポーターであり主役はあなた自身の体です。薬さえ飲んでいれば不摂生をしても髪が生えるという魔法の薬ではありません。規則正しい生活十分な睡眠バランスの取れた食事そして適度な飲酒と禁煙。これら当たり前の健康習慣を積み重ねた上に薬の力が加わることで初めて最大限の発毛効果が得られるのです。薬の効果を最大限に引き出すためにも肝臓を労り健康的なライフスタイルを心がけましょう。
フィナステリドとアルコールの相互作用と生活習慣の注意点