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M字はげとは?その特徴とセルフチェック方法
「M字はげ」とは、主に男性に見られる薄毛の進行パターンの一つで、額の生え際の両サイド、いわゆる「剃り込み」部分から後退していき、正面から見るとアルファベットの「M」のような形に見える状態を指します。M字はげは、男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)の典型的な症状の一つであり、多くの方が悩まされています。その特徴としては、まず生え際の中央部分は比較的残りやすく、両サイドから徐々に後退していく点が挙げられます。初期の段階では、以前よりも額が広くなったように感じたり、剃り込みが深くなったように見えたりすることから気づくことが多いでしょう。進行すると、M字の切り込みがより深くなり、頭頂部の薄毛と繋がって、さらに広範囲な薄毛へと発展することもあります。M字はげが進行しているかどうかをセルフチェックする方法としては、まず「鏡を使った確認」が基本です。正面からだけでなく、左右の角度からも生え際のラインを確認し、以前と比較して後退していないか、M字の形が顕著になっていないかをチェックしましょう。濡れた髪の状態だと地肌が見えやすくなるため、乾いた状態と両方で確認するのがおすすめです。次に、「指を使った確認」も有効です。額に指を4本当ててみて、生え際が指4本分よりも上に位置するようであれば、M字はげが進行している可能性があります(これはあくまで目安の一つです)。また、「抜け毛の質の変化」にも注意が必要です。M字部分から抜ける毛が、細く短い産毛のようなものが増えてきたら、ヘアサイクルが乱れ、髪が十分に成長する前に抜け落ちているサインかもしれません。これらのセルフチェックで気になる点があれば、自己判断せずに、早めに皮膚科やAGA専門クリニックを受診し、専門医の診断を受けることが、M字はげの進行を食い止め、適切な「治し方」を見つけるための第一歩となります。
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M字薄毛とフェードカット!生え際をカバーするスタイリング術
生え際の両サイドが後退していくM字型の薄毛は、フェードカットにする際に特に気になる部分かもしれません。しかし、フェードカットのデザイン性と適切なスタイリング術を組み合わせることで、M字薄毛を効果的にカバーし、おしゃれな印象を演出することが可能です。まず、M字薄毛の方がフェードカットにする場合、「フェードの高さ」と「トップの髪の残し方」が重要になります。一般的に、ハイフェードやミドルフェードのように、サイドをしっかりと刈り上げることで、M字部分の薄さと刈り上げ部分のコントラストを曖昧にし、M字が目立ちにくくなる効果が期待できます。ただし、あまりにもM字が深く進行している場合は、ハイフェードにするとかえって額の広さが強調されることもあるため、美容師さんとよく相談してバランスを見極める必要があります。トップの髪は、M字部分をカバーできるように、ある程度の長さを残すのがポイントです。完全に短くしてしまうと、M字がダイレクトに見えてしまいます。スタイリング術としては、まず「前髪の方向」が鍵となります。M字部分を直接隠そうとして前髪を重く下ろすのは、汗や動きで割れてしまい逆効果になることが多いです。むしろ、前髪を上げる「アップバング」スタイルや、左右どちらかに流す「サイドパート」スタイル、あるいは七三分けにして前髪に高さを出す「ポンパドール風」のスタイルなどがおすすめです。これらのスタイルは、視線をトップのボリュームや毛流れに集め、M字部分から注目を逸らす効果があります。スタイリング剤は、マット系のワックスやグリース、あるいはハードスプレーなど、しっかりと髪を立ち上げ、キープできるものを選びましょう。ドライヤーで髪の根元をしっかりと立ち上げるように乾かし、ボリュームを出してから、スタイリング剤を少量ずつ手に取り、毛流れを整えながらM字部分を自然にカバーするようにセットします。パーマをかけてトップに動きやボリュームを出すのも、M字カバーに非常に有効です。M字薄毛でも諦めずに、フェードカットとスタイリングで、自信の持てるヘアスタイルを手に入れましょう。