「効果なし」と感じる前に!AGA治療薬の正しい使い方
AGA治療薬(フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなど)を使用しているにも関わらず、「全く効果がない」と感じてしまう場合、薬剤の使い方が間違っている可能性も考えられます。効果を最大限に引き出すためには、それぞれの薬剤の正しい使い方を理解し、実践することが不可欠です。まず、内服薬であるフィナステリドやデュタステリドの場合、最も重要なのは「毎日欠かさず、決められた量を服用する」ことです。これらの薬剤は、体内で一定の血中濃度を保つことで効果を発揮します。飲み忘れたり、自己判断で服用量を減らしたりすると、十分な効果が得られません。1日1回、なるべく同じ時間に服用することを習慣にしましょう。また、食事の影響は受けにくいとされていますが、医師や薬剤師の指示があればそれに従ってください。次に、外用薬であるミノキシジルの場合、正しい塗布方法が効果を左右します。まず、「乾いた頭皮に使用する」ことが基本です。洗髪後は、タオルドライとドライヤーで頭皮をしっかりと乾かしてから塗布しましょう。塗布する際は、「薄毛が気になる部分を中心に、頭皮に直接薬剤が行き渡るように」丁寧に塗布します。髪の毛に付着するだけでは効果がありません。製品に付属しているアプリケーター(スポイトやスプレーなど)を使い、用法・用量を守って使用してください。塗布後は、薬剤が頭皮に浸透するまで、マッサージなどはせずに自然乾燥させるのが一般的です。また、ミノキシジルは1日2回の使用が推奨されている製品が多いですが、これも自己判断で回数を減らしたり、一度に大量に使用したりするのは避けましょう。さらに、内服薬・外用薬ともに、「すぐに効果が出なくても、根気強く継続する」ことが重要です。効果を実感するまでには数ヶ月単位の時間がかかります。効果がないと感じても、最低でも6ヶ月程度は医師の指示通りに使用を続け、それでも改善が見られない場合は医師に相談しましょう。正しい使い方を実践することで、AGA治療薬の効果を最大限に引き出すことができるはずです。