過度な仕事ストレスで髪が薄くなった私の体験

投稿日2021年4月23日 投稿先 薄毛

まさか自分が、と最初は信じられませんでした。数年前、大きなプロジェクトを任され、連日深夜までの残業とプレッシャーに押しつぶされそうだった頃のことです。元々髪の量には自信があったのですが、ある朝、鏡を見て愕然としました。分け目のあたりが以前より明らかに薄くなっているように感じたのです。気のせいかと思いたかったのですが、シャンプーの時の抜け毛の量も心なしか増えている気がしました。当時は仕事のことで頭がいっぱいで、自分の体の変化にまで意識が向いていませんでした。食事も不規則で、コンビニ弁当や外食ばかり。睡眠時間も平均して4時間程度だったと思います。週末も仕事のことが頭から離れず、心から休まる時がありませんでした。そんな生活が数ヶ月続いた頃、美容室で担当の美容師さんから「最近、少し髪が細くなって地肌が見えやすくなっていますね。何かお疲れですか」と指摘されたのです。そこで初めて、自分の髪の状態が客観的にも悪化していることを自覚しました。ショックでした。まだ三十代前半で、薄毛なんて自分には無縁のことだと思っていたからです。原因を考えると、やはりあの異常なまでのストレスしか思い当たりませんでした。それからは、少しでも状況を改善しようと、意識的に休息を取るようにしました。定時で帰れる日はなるべく早く帰り、趣味の時間を確保したり、友人と食事をしたりして気分転換を図りました。食事もできるだけバランスの取れたものを自炊するよう心がけ、睡眠時間も最低6時間は確保するようにしました。すぐに劇的な変化があったわけではありませんが、半年ほど経った頃から、抜け毛の量が少し減ってきたように感じ始めました。そして一年後、美容師さんからも「以前より髪にハリが出てきましたね」と言われ、心底ほっとしたのを覚えています。この体験を通して、ストレスが体に、そして髪に与える影響の大きさを痛感しました。今は、無理をしすぎないこと、自分の心と体の声に耳を傾けることの大切さを胸に刻み、日々を過ごしています。