男性型脱毛症(AGA)の進行パターン!M字・O字・U字型とは

投稿日2022年3月22日 投稿先 男性化粧品

男性型脱毛症(AGA)は、全ての人に同じように進行するわけではなく、いくつかの典型的な進行パターンが存在します。これらのパターンを理解しておくことは、自身の薄毛の状態を客観的に把握し、早期発見や適切な治療法の選択に役立ちます。AGAの進行パターンを分類する際には、国際的に広く用いられている「ハミルトン・ノーウッド分類」が参考にされます。この分類では、薄毛の進行度合いをⅠ型からⅦ型までのステージで示し、さらに前頭部の後退の仕方によっていくつかの亜型に分けられています。代表的な進行パターンとしては、以下のものが挙げられます。M字型: 額の生え際の両サイド、いわゆる「剃り込み」部分から後退が始まり、正面から見るとアルファベットの「M」のような形に見えるパターンです。生え際の中央部分は比較的残りやすいため、初期には気づきにくいこともありますが、進行するとM字の切り込みが深くなり、額が広がって見えます。これはAGAの最も初期に見られる典型的なパターンの一つです。O字型(頭頂部型): 頭頂部、いわゆる「つむじ周り」から円形に薄毛が進行していくパターンです。自分では見えにくい部分なだけに、他人からの指摘で気づくことも少なくありません。進行すると、O字型の薄毛部分が徐々に拡大していきます。U字型(前頭部・頭頂部混合型): M字型の生え際の後退と、O字型の頭頂部の薄毛が同時に進行し、最終的に前頭部から頭頂部にかけてU字型に広範囲に薄毛が広がるパターンです。M字型やO字型がそれぞれ単独で進行するよりも、薄毛の範囲が広くなりやすい傾向があります。これらのパターンは、必ずしも単独で進行するわけではなく、M字型とO字型が複合的に進行したり、進行のスピードや範囲には個人差があったりします。また、ハミルトン・ノーウッド分類では、ステージが進むにつれて、これらの薄毛部分が繋がり、最終的には側頭部と後頭部の毛髪だけが残る状態(Ⅶ型)に至ることも示されています。自分の薄毛がどのパターンに当てはまるのか、どの程度進行しているのかを客観的に把握するためには、専門医の診断を受けることが重要です。